どうも!
GWは妻と子供が実家に行くのでマジでガッツリ勉強しようと意気込んでいる横山です。
#馬鹿は時間をかけるしかないと思う。
#知識で他を凌駕する。
#高次脳機能障害があっても戦えるやり方
さて、今回は自分ができなかったことを偉そうに語る回です。
なぜそれをするかというと、このないような内容は当時リハビリ病院に入院していた自分に1番伝えたいことであり、知っておくべきことだと思うからです。
●受け身の姿勢が回復を阻害する
私が左の片麻痺になって急性期から回復期に移動した時、内心とても安心していました。
なぜなら、急性期で全く回復しなかった身体がやっと回復するだろうと思えたから。
とても受身な姿勢でした。
「やってもらえる。」
「回復してもらえる。」
この姿勢がリハビリをする上でとても良くないです。
●回復する人の共通点
なぜなら、回復期退院後、多くの書籍を読み、回復事例を知れば知るほど回復している人には一つの特徴があることに気づいたからです。
もうお察しと思います。
そう。受け身でなかったのです。
●麻痺回復の事例
具体的な回復事例を挙げると
脳卒中界隈では有名な脳科学者でありながら、脳卒中を発症し、今では講演家として活躍しているアメリカのジル・ボルト・テイラーさん。(書籍)
脳卒中発症後、左片麻痺からわずか40日で復活した堀尾憲市さん。(書籍)
脳卒中当事者フォーバル会長 大久保さん。(youtube)
脳卒中当事者ジャーナリスト財部 誠一さん。(WEB記事)
著名な回復をされた方々は、皆さん、
自身で積極的に回復するにはどうしたら良いかを考え、実践しています。
やり方は?
どうしたら回復するの?
そう思いますよね。
私も同じでした。
結論、そこに簡単な道はありません。
しかし、こういう考え方をすれば、良いよというのはあります。
これは、多くの回復された方の思考と似ています。
シンプルに考えてみてください。
例えば、「歩く」ことができない方。
どうすれば歩けるか知っていますか?
ご自身がなぜ歩けないかわかっていますか?
健常な人がどういう仕様で歩いているか知っていますか?
具体的に説明できますか?
私の場合だと、
・麻痺で足首を上げることができない。
・麻痺でモモ上げが円滑に垂直にできない。
・麻痺側のハムストリングスの制御と分離運動ができない。
・故に、膝のコントロールができない
ので自立した歩行が難しくなっています。
●受け身になる気持ちもわかる
このような考え方ができなくなり、受け身で考えてしまう理由もある程度わかります。
その原因は・・
①病院という環境
②メンタルの不安定
が要因としてあると今振り返ると思います。
まず、
①病院という環境について
これは、病院を非難する訳ではないことをご理解いただいた上で読んでほしいです。
別の機会で詳細は書こうと思いますが、脳卒中患者からすると病院は本当に何もしなくても生きていける環境です。ニートだったら神環境です。
大袈裟に言うと、
「え?自分て麻痺してるんだっけ?」と思えるほど何もしなくて良い環境です。
それほど回復期病院は「超」がつくほどの過保護対応です。
モノを落とせば拾ってくれる。
トイレに行きたければ連れて行ってくれる。
何も言わなくても毎日の健康状態を管理してくれる。
カロリー制限された食事も出てくる。
リハビリの気分でなければ一日中休める。
何もしなくてもある程度は身体を清潔に保ってくれる。
他の回復期がどうかは知らないですが、私の居た厳しいと言われている初台リハでそうだったのだから
想像するに、他も対して変わらないと踏んでいます。(違っていたらすいません。)
脳卒中ガイドラインがそうだから間違いないと思う。
この環境で「よし!頑張ってリハビリやるぞ!」とはならないと思います。
だって、麻痺してても不自由がないから。困らないから。
人は環境に適応する生き物です。
医学が出した回復させるための環境が、実は患者のやる気を無意識に削いでいるのでは?と私は思います。これが①病院と言う環境の理由です。
次に、②メンタルの不安定です。「片麻痺とメンタル」と言う記事でも書きましたが、急性期から転院したタイミングでメンタルの整理ができている人はほぼほぼ居ないと私は思います。
リハビリはメンタルが不安定で 向き合えるコトではありません。
逆にいうと、回復した人たちは麻痺と十分に向き合えるメンタル状態である人が多いように私は感じます。(皆絶対治す!!という前向きなメンタルで臨んでいる人が多い。)
これが②メンタルの不安定の理由です。
長くなってきたのでまとめます。
●この記事がきっかけになってくれたら嬉しい。
多くの回復事例を見るとみな
自身で積極的に回復するにはどうしたら良いかを考え、自ら実践してる。
この状況になれない理由として①病院という環境と②メンタルの不安定があり、それらを克服するのはかなり難しい。
え、難しいで終わりかよー。
と思った方もいるのではないでしょうか?
この記事は何のためにあるかわかりますか?
入院中の自分が知りたかった情報を伝えるためです。
私なりに当時知っていれば少しは変わっていたかなと思う内容なので、参考にしてください。
人によって状況は違います。
この記事をきっかけで動き/考え始めてくれたら嬉しいです。
動かないと変わるものも変わりません。
「何もしないことが、1番のリスクだ」by ラリー・エリソン(オラクル創業者)
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