どうも!!
マーベルの最新作、ドクターストレンジのストーリー展開を見て、何でもありやん!と思っている横山です。
#公開二日目に見ました。
#ゴリゴリのマーベルファン
#マルチバースはマジで何でもあり。
・作業療法士とは(OTとは)
さて、昨日に引き続き、本日もセラピスト3部作の2作目、作業療法士についてです。
作業療法士はOccupational Therapistで通称OTです。
脳卒中のリハビリでは主に上肢のリハビリの担当です。手指や腕ですね。
一般論ですが、上肢リハビリは脚よりもはるかに難しいです。
理由は簡単で、使用頻度に大きく差があるためです。
・楽をしてしまうが故に回復が難しい
歩くときは足を使わなければならないので、使用頻度が勝手に高くなりますが、上肢に関しては、意識しないと使わないことと、健側で代用することで使用頻度が極端に落ちるということがあるので、使用頻度が自ずと下がるためです。
※使いにくい方をわざわざ好んで使う人はいないよね・・・。
そのため、OTはなるべく麻痺手を日常で参加するように促しますが、ここで厄介なのが健側の上肢です。わざわざ不自由な側を使わなくても、目的を簡易に達成できる手段が常にあるので、自然と楽な方でやってしまいます。
本人が本当に強く意識しているかそういう状況にしている人でないと厳しいと思います。異意図的に麻痺側を使うCI療法(Constraint-induced movement therapy)というのが効果が回復効果が強いと言われていますが、正直これをやった時のストレスは凄まじいです。
・「生活動作」という恐ろしく広い範囲を扱うOT
PTが「歩行のプロ」とするとOTは「生活動作のプロ」です。
「生活動作」とは?
例えば
・ゴミを出す
・料理をする
・洗い物をする
・入浴する
・字を書く
・スマホを使う
など何気ない日常の生活をする上で行う基礎動を麻痺の身体でどうできるようにするかということにも気を置いています。
想像すればわかると思いますが、OTはPTよりもはるかにリハ領域が広く、リハの方法も多岐にわたります。また、生活様式は人それぞれなので、その人に最適なリハすべき事項を洗い出すことも重要です。
例えば、主婦の方であれば、スマホを触れるようにするよりも、家事全般のリハビリを行うべきだし、
復職する男性であれば、仕事の内容に近しい作業を練習するべきです。
どうリハビリしていくかは、その人その人で異なるので、合わせつつ実施するのが、難しい所でもあると思います。
・高次脳機能も担当している。
また、OTは以前記事にした、高次脳機能障害のリハ担当でもあるので、複雑に組み合わさった障害をしっかりと見極めて、自覚させ、リハビリしていくという結構高難度なリハビリ指導も必要です。
コメントを残す