決めつけてくる周り


どうも!
Instagramで当事者さんとやり取りする中で、生まれつき片麻痺という方や、コロナのワクチンで発症しているなどと色んな方がいらっしゃるんだなぁと勉強になっている横山です。
#そりゃ病気なんだからいろんなパターンがあるだろうよ。
#自分がそうだからって決めつけんな。

さて、今日は「当事者は日々進化してるんだよ。」というお話です。

日頃いろんな方と接していく中で、接してくれる相手側は「この人はこうだからこうしたほうが良い」と決めつけていることが少なくないのではないかと思ったので、書いてみよう思いました。

・「障害者だから〜」決めつけがちが機会を奪う

これは特に片麻痺や高次脳機能障害持ちの人はよくわかるかもしれません。
この人はこれがこうだからこうしてあげたほうが良い。
と相手側は思いがちです。
要は、「そう言う気遣いはとてもありがたいですが、その気遣いが、実は本人ができるようになっていて、普通にこなす機会を奪われちゃったりすることも結構あるので、やめてほしい。」ということです。
周りからするととても難しい塩梅の部分ではあるのですが、
とにかく、やらせてみてほしいと言うのが僕の意見です。決めつけないでほしい。
「この人はこういう風に考えがちだ。」
「この人はここが障害しているからこれができないはずだ。」
「この人は話が通じない人だ。」
と決めつけられて事が進むことが多いです。
これは我々もよくわからないことですが、とくに本人が気にしているような事柄だと、本人も気付かぬうちに出来ているようになっていることもあったりします。
もちろん結果的に察してくれていて助かるという場合もあります。
何が難しいって、これがある日急にできるようになっているのではなく、恐ろしくスローペースで改善するので、
日ごろ付き合ってくれている周り人には理解してもらう必要があります。

・周りの人は忍耐が必要

周りの人にとっても期待し続けるのは忍耐がいるので、それなりの覚悟が必要ですが、「なにがしかの本人のできないこと」で一番苦しんでいるのは本人なので、気長に見守ってあげて下さい。本人は毎日毎日「できない」の中に生きていて、そんな時に周りが「できない」体で(できないと決め付けて)接してくると、ものすごく簡単に本人の自信が崩壊します。
じゃあ周りはどうしろと?と思うかもそれません。
結論、やらせてみて下さい
「あ、これ無理だ」と判断したら多くの場合本人から頼ります。
そうでない場合は、本人もできるかどうかわからないのです。
それだけでなく、やってみたいとさえ思っている場合もあります。
できるかどうかを決めるのは周りではなく、本人です。

仮にやって失敗したとします。
それがまた成長につながります。
私は脳の障害は、大人の赤ちゃん化に等しいと思います。
赤ちゃんの時に散々失敗したことを大人になってもう一度繰り返しているのです。
なので、親のような目で見てあげてほしいです。脳はまっさらなので、覚えるのも案外早かったりします。(早いと言っても何ヶ月かはかかる。)
想像すれば簡単です。
目の前に生まれたばかりの赤ちゃんがいて、その赤ちゃんにいま本人がやっていることをやってもらうとしたら、できることでしょうか?
もし、難しそうならばエラーが出て当然です。


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